体重2.24㎏ / 食欲有り (ミルク) / 軟便
こんなに丸くなれるほどお腹がすっきりしました。数日前まではお腹が邪魔で足が首まで届かなかったのに、もう思いのまま。お気に入りの小さくて丸いネズミの布おもちゃで、発病前の時のように遊んでいます。
こんぶの様子を簡単に振り返ってみると、投薬を始めて4日目頃までは、辛い病状にじっと耐えているような日々でした。その後腹水が尿と一緒に徐々に抜け始めてきました。それに併せて、やりたそうだけどためらいながらもできることが増えてきました。
私の話になってしまいますが、こんぶに腹水がたまっていたことが病院で分かった時、私の母が病気で腹水に苦しめられていた時を思い出しました。腹水は病気の体を守るために必要な機能です。でも体力的には負担です。健康な体には無い物。腹水が生きているうちに無くなるなんて信じられませんでした。だから、こんぶがそんな体だとわかった時、絶望しか感じませんでした。
だから、今回、国内未承認のMUTIANは希望の綱でした。
とはいえ、未承認とは正直、半信半疑でした。
この薬について調べると、致死的な疾患のFIPに対する治療効果が非常に高いことと、闘病中の多くの方々の闘病日記を拝見して考えが変わりました。
そして、今実際にこんぶの体から腹水が抜けて、元気を取り戻した姿を見ることができて、私には嬉しさを通り越して奇跡をみているようです。
まだ治療は始まったばかりですが、このFIP を寛解させて、1つの事例となり、FIPになってしまった猫ちゃんと飼主さんの希望への一助になれたらと思います。そのためにはクラウドファンディングという形でも、情報として残すことが大事だと考えています。